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鬼-九鬼-

先日、父鬼に訪ねていった記事を上げましたが、それと併せて語られることの多い、九鬼という集落があります。

SekienOni.jpg


怪異・妖怪伝承データベースで検索をしてみると、九鬼に関しては幾つか引っかかります。

九鬼谷には、父鬼と子供の9人が住んでいたと伝えられている。


昔、父鬼と母鬼との間には、9人の鬼の子供がいた。その鬼の使った臼が、ある河原に残っている。
父鬼,母鬼,子鬼

最も住んでいた、とは伝えられていますが、何をした、という話は伝わっていない様子。
上の話に出ていた臼も現存しないか調べてみたのですが、幾つかの書籍でこれに言及していたものは見かけたのですが、具体的な場所の特定には至りませんでした。
ただし、もともと何処かの川原にあったものが、いずこかの寺へ一度運び込んだのですが、臼に血の様なものが溜まるという怪異がおきた為、元々有った場所に戻した。周りは六尺ほどの大きさだった、との記述は見つけています。
もう少しいろいろ調べてみれば、場所も特定できるかな?とも思いますが現時点ではまだ分かりませんので、これだけの情報を手に現地へ行くこととしました。現地で新たな発見があることを祈りつつ。
ただ、今回の探訪は残念ながら空振りに終わりました。と断りをいれつつ。

kukityou01.jpg
まずは集落に唯一ある「九鬼八幡宮」へ。
妖怪好きの私にとっては、字面を見るだけでワクワクしてきます。
殆ど情報のない場所をあたる時には、神社はだいたいその土地の歴史と共に歩んでいるので、何か手がかりでもないものかと思う次第です。

kukityou02.jpg
こちらも本殿にいたるには階段を上らなくてはならないようです。

kukityou03.jpg kukityou04.jpg
(左) 拝殿
(右) 本殿

kukityou06.jpg
本殿脇は境内兼公園になっていました。
上まで上がってみると、こちらへは階段を上ってこなくても上がれる道があったことに気づきます。

しかし、残念ながら祭神や縁起等を書かれているものは何もなく、残念ながら空振り。

kukityou05.jpg
境内より、九鬼の集落を。
ご覧の通り、山間の小さな集落です。

面白い話らしい話もなし。
ただ九鬼という名前の土地を確認することで終わってしまった感のある訪問でした。
もう少し図書館での文献調査の上、目的をもって再度訪ねに来たいものです。


<<関連エントリー>>
鬼-乳滝-
鬼-延命寺-

九鬼八幡宮
場所:大阪府和泉市九鬼町

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妖怪と酒を愛する一男一女の父。
昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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