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殺牛殺馬祭祀-牛ヶ首池-

水辺の妖怪を考えていく上での殺牛殺馬祭祀に興味を持ち調べてみたところ、吹田市にある「千里南公園」内にある牛ヶ首池にもそのような伝承が残っていることが分かりました。

senriminamikouen01.jpg

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ニ魂坊の火-高浜神社-

二恨坊の火、仁光坊の火(にこんぼうのひ)は、摂津国二階堂村(現・大阪府茨木市二階堂)に伝わる火の妖怪。

3月から7月頃までの時期、特に曇った夜に出没したとされる。大きさは30センチメートルほどで、火の中に人の顔のように目、鼻、口のようなものがある。鳥のように空を飛び回り、家の棟や木にとまる。人間に対して特に危害を加えることはなく、近くに人がいると逆に飛び去ってしまう。

ウィキペディアより


Nikonbo.jpg
 

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古江台1-6丁目から山田東・西の一帯には、怪蛇がいた、いや、この目で確かに見たとの伝承が今も多い。

① 古江台D5棟あたりに大きな楠が残る。
ニュータウン建設の時伐る予定だったが、蛇の祟りが恐ろしいとの現場の猛反対で保存されたもの。
ビヤ樽ほどの巨蛇が棲みついているそうだ。
② 樫ノ木池の蛇は、深夜、池の中央あたりに浮かんでくる。
眼光鋭くサーチライトのようだ。
豪雨の夜に出現する。
③ 東町公園に埋めたてられたが古池があり、ここにはとぐろを巻くと直径1㍍にもなる蛇がいた。
蛇はよく岸の叢で昼寝しており、食用蛙の鳴き声のようないびきをかいた。
目撃者の話では耳があった。
④ 青谷池の青蛇は、激しい雷雨の夜になると必ず雨しぶきをつたって、天に昇った。
まるで稲妻のようであった。
⑤ 石公園近くの蛇は、丸くて太くて重さは40㌔ほど、全身真っ白だった。

-大阪伝承地誌集成「古江台の怪蛇」より抜粋-

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ガタロ-蓮間ヶ池-

「大阪伝承地誌集成」をめくってみると、吹田市にある蓮間ヶ池に河童にまつわる話が残っているとのこと。

あらましを書くと、

かつて蓮間ヶ池が殿池だった頃、田植えの時期、この地域では下の田から順番に蓮間ヶ池から水を入れていく決まりがあったとか。
ところがあるとき、しもの田に未だ水を入れていないにもかかわらず、かみの田に水が入っていた。
水に関することは死活問題だった時代なのでたちまち、大喧嘩。
というのもかみの田の者も自分達はそのようなことをやった覚えがないものだから。
そこで代表の者を出し合い、寝ずの番をして犯人を見つけようということになった。
数日たったある日、樋のまわりに黒い影がごそごそしているのを、番の者が見つけた。
よく見ればそれはガタロだった。
そうれ!と掴み掛ったがガタロは蓮間ヶ池へ飛び込んで逃げてしまった。
以後、蓮間ヶ池には村の集が番にたつようになった。

というものでした。

Kappa.jpg

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虎宮火-愛宕山-

嶋下ノ郡 別府村 虎ノ宮跡ト云所ヨリ出テ片山村ノ樹上ニ留ル火玉也
多ハ雨夜ニ出
逢人火縄ヲ見レバ必ズ消トナリ
虎宮或ハ奈豆岐宮ト称ス
是則日光坊之一族其脳ヲ祭神ト云ル俗伝アリ
延喜式武庫郡名次神ヲ祭ルカ

((黒猫による現代訳))
別府村にある虎宮という所から出て、片山村の樹上に留まる火の玉の事をいう。
雨の夜に多く出る。
これに遭遇した人は火縄を見せれば必ず消えるという。
虎宮或は奈豆岐宮という。
ここには、日光坊の一族がその脳を祀っているという俗伝がある。
延喜式に、武庫郡名次神をまつるともある。

-摂陽群談 十七「虎宮火」より抜粋、及び黒猫による現代語訳-
 
Toranomiya-no-hi02.jpg

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プロフィール

HN:
黒猫
性別:
男性
趣味:
自己紹介:
妖怪と酒を愛する一男一女の父。
昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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