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このあたりは、かつて善源寺荘と呼ばれ、大江山の鬼退治で有名な源頼光が支配する荘園でした。
長徳年間(995~998)頼光は源氏の八幡大神を祀り、この地に産土(うぶすな)神社を創建しましたが、このとき頼光自らが、この樟(くす)を植えたといわれています。
駒つなぎの呼び名は、頼光四天王の1人で、この荘園の管理をまかされていた渡辺綱が、この神社に詣でるとき、いつも馬をこの樟につないだためであると伝えられています。
樹齢900年と推定される樟は、昭和のはじめに大阪府の天然記念物1号に指定されましたが、残念なことに戦災にあい現在は枯死状態となっています。
都島区役所前 渡辺綱・駒つなぎの樟説明書き

komatunagi3.jpg

妖怪・怪異伝承データベースに「渡辺綱が自分の乗馬をつないでいたという樟の中には大蛇が棲むといわれ、みな恐れている。」との記述があったので、現地まで足を運んでみました。

komatunagi3.jpg komatunagi4.jpg
(左) ほぼ正面から
(右) 側面から

komatunagi1.jpg 由緒書き

komatunagi2.jpg
櫻宮大神・楠龍王大神とされているので、巳さまがおられると考えられていたのは間違いないのでしょう。

jyoutouku1.jpg
都島区は市役所前にこのような名所、旧跡の案内が出されているので、この様な場所を尋ねる人間には結構ありがたいです。

「大阪に遺れる名木老樹」の原文を読んでいないので、実際にどのように恐れられていたとかの詳細が分からないところが;;
どんないわれがあるのでしょうね。


駒つなぎの樟
場所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-11

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昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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