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弘法が淵、相見が淵から、さらに日野川を下流へ向かうとしょうごの淵という淵があるのですが、こちらにも河童がいたとの話が伝えられています。

syougonofuchi01.jpg



 日野川は本当に河童に類するに関する話が多いですね。
 カワコ淵、弘法が淵、相見が淵と同じく、国土交通省 中国地方整備局 日野川河川事務所のHPを見てみると、以下の話が記載されています。

しょうごの淵
 自分の棲み家をふさいでいた鍬を取り除いてくれた男に、河童は毎日多くの魚を届けた。しかし、男が魚を掛ける掛木を鉄製にすると、鉄が嫌いな河童はピタリと来なくなってしまった。

 一般国道181号沿いの日野川右岸。国道のカーブに沿って淵を形成しており、見た目にも「淵」とわかります。なにか居そうな気配があるかもしれません。
 昔、付近に住む人々により河童の伝説が言い伝えられている。


map_shogonofuchi_02.gif

 土地勘が無いとは言え、かなり大きな淵のようですので分かりやすそうです。
 案の定、すぐにそれと分かりました。

syougonofuchi02.jpg
 ここも併走するJR伯備線の方へ目をやると、トンネルとなっています。
 かつてはここも難所であったであろう事が偲ばれます。

syougonofuchi03.jpg
 淵の全景を捉えてみました。相当深いのでしょう。ここなら河童もいるのかも知れません。

syougonofuchi04.jpg
 淵より上流側

syougonofuchi05.jpg
 淵の傍にある大岩の傍らから見下ろしてみました。川の流れが渦を巻いているのが分かります。

syougonofuchi06.jpg
 181号線の道路脇、大岩の所に、しょうごの淵に向かうような形で何か祀られているようですが、風雨で削られ判別できませんでした。
 明らかに淵の方を向いていますので、念仏でも彫られていたのか、地蔵であったとは思うのですが・・・

syougonofuchi07.jpg
 大岩の下流側は木が結構茂っていますので、道路からは視界が確保しにくかったです。

 冒頭でも触れましたが、日野川は本当に河童に類する伝承が多い川ですね。
 ただ、上流の方ではカワコとされていたのが、こちらの伝承では河童となっているのが少し気にかかりました。河川事務所の方がこれらの民話を集めた際の話者の差によるものか、或いはこの近い距離でも土地によって差があるものなのか、どちらなのでしょうね。


しょうごの淵
場所:鳥取県日野郡伯耆町白水


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妖怪と酒を愛する一男一女の父。
昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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