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古江台1-6丁目から山田東・西の一帯には、怪蛇がいた、いや、この目で確かに見たとの伝承が今も多い。

① 古江台D5棟あたりに大きな楠が残る。
ニュータウン建設の時伐る予定だったが、蛇の祟りが恐ろしいとの現場の猛反対で保存されたもの。
ビヤ樽ほどの巨蛇が棲みついているそうだ。
② 樫ノ木池の蛇は、深夜、池の中央あたりに浮かんでくる。
眼光鋭くサーチライトのようだ。
豪雨の夜に出現する。
③ 東町公園に埋めたてられたが古池があり、ここにはとぐろを巻くと直径1㍍にもなる蛇がいた。
蛇はよく岸の叢で昼寝しており、食用蛙の鳴き声のようないびきをかいた。
目撃者の話では耳があった。
④ 青谷池の青蛇は、激しい雷雨の夜になると必ず雨しぶきをつたって、天に昇った。
まるで稲妻のようであった。
⑤ 石公園近くの蛇は、丸くて太くて重さは40㌔ほど、全身真っ白だった。

-大阪伝承地誌集成「古江台の怪蛇」より抜粋-


上にあげられた土地は吹田ニュータウンとも呼ばれ、大阪のベッドタウンとして開発が進められた土地です。
とは言うものの、実はこの土地は古くから開墾されていた土地でした。

しかし、この山間の土地は水資源が乏しかった為か、水を巡っての諍いの記録は結構残っています。

古くから住む人にとっては水源地は大事な場所であり、新しく流入してきた人間にとっては古くからの住人が水源地に寄せる気持ちと合わせて、新しく建てられた建物とは異質な空間として認識されるのかも知れません。

早速訪ねてみたのですが、私の手持ちの地図では東町公園、青谷池、石公園の場所が載っておらず、現地の街角にあった地図で見てみても場所が特定できませんでした。

よって唯一場所が特定できた樫ノ木池へ行ってきました。

Furuedai01.jpg樫ノ木池のある樫ノ木公園

Furuedai03.jpg Furuedai02.jpg
この様に公園のど真ん中に池があります・・・

しかし…

Furuedai04.jpg
こんな感じに池の周りが全てフェンスで囲われている上、さらに草が伸び放題で緑の壁となって視界を遮っています。

池を見るためには左の写真の様な台に上るか、

Furuedai05.jpgこのように緑の壁が薄い箇所から覗くしかありません。

折角噴水まで設置してあるにも関わらず、まるで池を隠そうとしているのか?ともいえるような不思議な公園でした。
或いは、このような雰囲気の公園が怪蛇の噂を助長したのかも知れません。
それとも逆に怪蛇の噂の為、池を囲ったのかも。

さて、古江台D5棟を探して自転車でうろつき回ってみたのですが…

Furuedai06.jpg
どうやら再開発が行われているようで、近寄ることが出来なくなっていました。


樫ノ木公園
場所:大阪府吹田市新千里北町3丁目

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昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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