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出雲方面にやってきたのは、黄泉国に関する伝承地をまわりたかったのは事実なのですが、やはり出雲大社に足を運んでみたかったからなのです。
やはり、日本人ですので一生に一度ぐらいは行ってみたいな、とは前々から思っていたのです。

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ここも、かみさんが「出雲大社のお神酒が今まで飲んだお神酒の中で一番おいしかったよ♪」
と、唆されたからではありません。念のためw

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駐車場脇にあった境内の地図。広いです。
「喫煙場所」の看板でもあったのはご愛嬌。

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境内に入る所にあった勢溜(せいだまり)の鳥居。
昔はこのあたりに市が立ったり、芝居小屋、見世物小屋が並んだりしたそうです。
それゆえ、人の勢いが溜まる場所、ということで「勢溜」と呼ばれるようになったのだとか。

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これが有名な出雲大社の下り参道。
理由はいろいろ云われていますが、出雲大社は作法や風習に独特のものがあり、特に注連縄は通常とは逆の巻き方であるということが知られています。
この参道の作りも逆。
ふと思い至ったのが、普段の生活で通常のものの逆を行うこと(左前、逆さ屏風etc.etc.)は良い事ではないといわれますが、それらは死者の風習であるからです。
或いは、出雲大社もそういう位置づけなのか・・・との論を見た覚えがありますが、なるほどと考えてしまいますね。

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松林の中を参道が通っています

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ムスビの御神像とその案内板

幸魂 奇魂(さきみたま くしみたま)

   
   
   時に海を照して依り来る神あり
   吾在るに由りての故に汝その國
   造りの大業を建つるを得たり
   吾は汝が幸魂奇魂なり
   大國主神これ吾が幸魂奇魂なり
   けりと知りぬ

 古事記また日本書紀に述べるところであります。出雲大社の御祭神大國主大神はこの幸魂奇魂の”おかげ”をいただいて神性を養われ「ムスビの大神」となられました。生きとし生けるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ”えんむすびの神”と慕われるゆえんであります。
 およそ人が人であるということは幸魂奇魂というムスビの”みたま”をわが身にいただいて霊止すなわち人として生かされているからであります。大神からいただいたこの”いのち”を感謝して大切に正しくこれを生かしきりましょう。
 出雲大社ではこの御神教にちなんで
   さきみたま くしみたま
   まもりたまひ さきはへたまへ
と唱して御神縁を祈念いたします。
 この「ムスビの御神像」は大國主大神が有難く「幸魂奇魂」を拝戴される由縁を象徴しております。


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ただ残念ながら、訪ねていった平成23年12月31日は「平成の御遷宮」の真っ最中であり、かの有名な本殿に参拝することは出来ないようになっています。

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手前が御仮宮殿(おかりでん)。
奥のプレハブで覆われている所が本殿になります。

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プレハブ部分アップ

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寄付金も募っておられました。

御仮殿横に簡素なテントが張られており、その中で昭和の御遷宮の際の写真が掲示されていました。
これらはあまり見る機会がないものですので、案外貴重な経験だったのかも?
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同じテント内に御本殿大屋根に使われている檜皮葺の模型も展示されてありました。

神楽殿
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いつもの事ながら、出雲地方の神社の注連縄には圧倒されます。

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舞台近影

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「君が代」の歌詞にも出てくる「さざれ石」

さざれ石の由来
君が代は千代に八千代に
 さざれ石の巌となりて
   苔のむすまで

 この石は通称さざれ石といわれ岐阜県春日村の産古今集に天皇の大御代の弥栄を寿ぎ祈りこの石の如くましませと詠われ後に一部改作されて日本の国歌となりました。
 学名は石灰質角礫岩で長い年月の間に溶解した石灰石が多くの小石を終結して次第に大きく成長したもので誠に目出度い石であります。
 岐阜県揖斐川町の故小林宗一(号宗開)によって発見されました


そういえば「さざれ石」の実物を見るのは初めてかもしれません。

そして目的の一つ。
出雲大社でお神酒として振舞われている日本酒「八千矛」を忘れずに購入っと^^
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妻の実家に帰ってから飲んでみたところ、やや甘め。どっしりとした感じ。
このお酒は、確かに初詣とか行った時に寒い所で飲むとより旨いでしょうねぇ^^
我がかみさんながら中々良い舌をしています^^

さて、折角出雲大社に来たのですから、すぐ近くにある「稲佐の浜」にも行ってきました。
ここは国譲り、国引きの説話の舞台として知れているほか、毎年日本中の神々が出雲大社に集う際にこの浜にある「弁天島」に降り立つと伝えられています。
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こちらが「稲佐の浜」。
真ん中に見えるのが「弁天島」

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「弁天島」に近づいて撮影。
島の高さは10メートル強でしょうか?

実は出雲大社に行った後に「日御碕神社」に行ったのですが、「経島」へ落ちていく夕日を見た後、こちらの「稲佐の浜」の夕日も見たくなり、急いで取って返して撮影したのがこちら。
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Isanohama08.jpg
「日本の渚百選」に選ばれるだけありますね。

今回は残念ながら(幸いなことに?)「平成の御遷宮」の時に訪ねてきてしまい、本殿に参拝することが出来なかったので、またの機会に足を運んでみるようにします。


出雲大社
場所:島根県出雲市大社町杵築東195

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自己紹介:
妖怪と酒を愛する一男一女の父。
昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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