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ガタロ-本町のまがり-

ほんでそのガタロォちゅうのは、だいたいどこに居てんねん?

さぁそれわたい、一生懸命考えましたがな。
本町の橋の下へ行きました

本町の橋の下?
何かえ、あんなところにガタロが居てんのんか?

わたい小さい時分にあの辺住んでましたんやがな。
親によぉ言われましたで
「これ、日が暮に橋の下へ行くねやないで。ガタロが出るで」言ぅて。
本町はねぇ、ガタロの本場でっせ


-上方落語 商売根問より-
 

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渡辺-坐摩神社-

渡辺綱ゆかりの坐摩神社へ赴いた時、町名に関して面白い事柄があったのを思い出したのでご紹介。

ikasuri3.jpg


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とめやん狸-宝塔神社-

野崎新池には、むかし「とめやん」というタヌキがおったそうや。
ところが、このタヌキ、悪さぶり有名でな。
ちょっとやそっとのいたずらではすまへん。付近の田畑や鶏小屋を毎日のように荒らし回るんや。
そこで、怒った村人たちは、ついに罠を仕掛けて、とめやんを捕まえてしもたんや。
「どうや、とめ公、まいったか。そやけど、どうしてそんな悪さばっかりするねん」
村人がたずねると、
「そうかて、人間はみんな、わいの悪口ばっかり言うて、ちっともほめてくれへん。腹が立つねん」
と、とめやん。
「ほな、どう呼べと言うんや」
「とめ公、とめ公と呼ばんと、たかはた大明神と言うて、たてまつってくれたら、もう悪さはせえへん」
とめやんのそんな言葉に、村人たちは相談してな。石に『正一位 高吉大明神』と彫って、しめ縄を巻いてまつってあげたんやと。
「どうや、これでええか」
「これでええ」
とめやんは、喜んですみかへ帰って行ったそうや。それ以来、とめやんの悪さはピタッと止まってしもたんやと。
野崎・宝塔神社の片隅にある高さ50センチほどの石碑は、そんなとめやんのものなんや。けど、今は訪れる人も少なく、忘れられたようにひっそりと立っている。
とめやん、どんな気持ちやろうなあ。
 

-ため池こども新聞(大阪)第6号より-
 

tanuki.jpg
 


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はじめに

このブログをはじめようという切欠は、娘にお化けの話をせがまれる、ただそれだけの事でした。

それなら、自分の住んでいる地域に縁のある妖怪の話でもしてあげようかと思い立ち…

そこで、この様な大阪で語り継がれる妖怪について、その土地が平成になった現在どうなっているのかを含めた調査をしてみる事としました。
ところがこの件に関してネットはおろか、それまで余り縁のなかった文献を読み漁り、古文書にも手を出し、そして現地へ赴いたりという事をやっている内に、いまや目的は娘に聞かせるためというより、自分自身の好奇心を満たす事へと変わっていってしまった感があります。
一応、本来の目的のとおり娘にもいろいろ話してあげているのですが。

同好の志にも楽しんでいただけたら幸いです。

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プロフィール

HN:
黒猫
性別:
男性
趣味:
自己紹介:
妖怪と酒を愛する一男一女の父。
昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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