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妖怪特別講座に行ってきた

昨日、なんばパークス産経学園で行われた「妖怪特別講座 うわさとお化け」に行ってきました。
前回参加できていないので、およそ1年ぶりの聴講になります。
講師は作家の化野燐先生と、斎宮歴史博物館の榎村寛之さん。
もともとは中国で考え出された「白澤(はくたく)」が日本に入ってきて現地化していく流れを文献などから追っていき、また「白澤」と同じく予言をする「件(くだん)」を初めとした妖怪たちが生み出されてきた過程に関する考察などを中心に話を伺うことができました。
こういう話では90分というのは非常に短く感じますね。
この種の妖怪たちに限らず、日本の妖怪たちのキャラクターが出来上がっていく過程において、やはり商業が発達し消費されていく文化の形成されてく江戸時代というのは非常に重要な時期ですね。
今回の講座の中では、キャラクター化の過程において「見世物」についても言及されていました。

講座終了後、化野先生にもお伝えしたのですが、私の小さいころなので20~30年前まで、西宮神社(西宮えびす)の十日戎でも見世物小屋があったのですが、こちらでもうろ覚えながら「牛女」の見世物が実際にありました。
当時小学生だった私には恐ろしく、中に入ってみることはなかったのですが母は入ったことがあり、それによれば「丹波の山奥で牛から生まれた云々」という口上で全身毛むくじゃらの女性が出てきていたのだそうです。
他にも「蛇女」がいたと思います。
講座の後、息子と実家に遊びにきて、母に確認しましたが間違いなかった様子。
この年になって、まさかこういう繋がり出てくるとは思っても見なかったのですが、実に入っておけばよかったなぁ・・・と後悔にも似た思いを抱いております。
しかし、「白澤」や「件」ではなく「牛女」というところが西宮らしいなと感じますね。

それではまた。

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大蛇-光滝寺-

滝畑ダムをさらに奥へ、上流へと遡って行くと光滝寺キャンプ場があります。
その直ぐ手前、西側の山の中腹に光滝寺がありますが、ここには蔵王峠にいたという大蛇を三谷保桑能(みたに ほそのお)という人が退治し、その首を光瀧不動寺(光滝寺)に納めたという話が残されています。

Koutaki20.jpg

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様々な妖怪-滝畑ダム-

滝畑ダムとは大阪府によって建設された補助多目的ダムです。
1967年に工事着工、1981年竣工しています。
堤高は62.0m。石川流域の治水と耕作地への灌漑用水供給、河内長野市及び富田林市への上水道供給が目的で、現在完成している大阪府内のダムでは、最大規模のダムとなっています。
滝畑ダムが建設される事により、もともとあった集落などがダム湖の中へと消えていったのですが、現在はなくなってしまったそのような淵などにも、主が棲む、ガタロウが棲む、コロ(ツチノコ)がいたなどと伝えられていた場所があったようです。

Takihatadamu03.jpg

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祟り-女塚-

滝畑には「女塚」と呼ばれる祟りが恐れられている塚があるとのことです。

Nyoninzuka01.jpg

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ガタロウ-赤子淵-

河内長野市は教育委員会が各地に伝わる民話を地域ごとに冊子にまとめて発行しています。
その中でも「河内滝畑の民話」を読んでみると、現在の滝畑ダム周辺に様々な面白い伝承が残されているのがわかり、前々から足を運んでみたかったのですが、先日ようやく願いがかない訪問することが出来ました。
とはいえ時間も限られていたので、まわりたかった所全てをまわれてはいないのですが、いつものように民話の中身と現地の写真でご紹介したいと思います。

まずは淵の主が居ると恐れられていた「赤子淵」から。

Akagobuchi05.jpg

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プロフィール

HN:
黒猫
性別:
男性
趣味:
自己紹介:
妖怪と酒を愛する一男一女の父。
昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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