[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
大阪市内に棲む黒猫が、大阪近辺の妖怪や民話の伝わる土地を訪ね歩いた記録です。 ツイッターで更新のお知らせをできるようにしています。 @youkai_kuroneko
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
難波の吉師という豪族が村を治めていたころ、神社の裏手にある釈迦ケ池には恐ろしい大蛇が住み付近を荒らしまわり、村娘を毎年10月に人身御供に差し出せと、村人をたいそう困らせていたとか。
それを見かねた吉師の長の俊長は吉志部神社に祈願し、息子の俊守を大蛇退治に向かわせます。
俊守は見事にこれを討ち取り、村に平穏をもたらした、というあらすじです。
今まで意識した事がなかったのですが、阪神地域に人身御供の伝承が残されている地域は、黒猫の調べで分かっているものでこの吉志部神社を含めて3件あります。
これを多いと見るべきか、何処にでもある話というべきか、少し悩みます。
黒猫は他地域の調査までは手が回っていませんので…
素人目にはえらく集中している印象を受けますが、実際の所どうなのでしょうね。
さて、そのような伝承の伝わる吉志部神社にも足を運んでまいりました。
吉志部神社の鳥居
鳥居をくぐると長い階段が
拝殿
しかし、何やら工事中の様子
2008年5月23日に出火し全焼の為、現在再建中との事。
残念です。
施工業者は、あの金剛組でした。
黒猫は初めて金剛組の方々を見ました。
大蛇がいたという釈迦ケ池。
吉志部神社は裏手の山も含めて紫金山公園の一部のような形になっています。
そのさらに裏手が釈迦ケ池になります。
写真では写していませんが、かなり広い池です。
もっとも、かつては現在の3倍ほどの広さがあったということです。
紫金山公園も少し歩いてみました。
この様な山道が整備されています。
非常に落着ける公園です。
昔の釜跡も残されていました。
吉志部神社
場所:大阪府吹田市岸部北4