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大山は天狗の話がちらほら残されている山でもあります。
大山の北側の麓に仁王堂公園という公園があるのですが、そこにはそのような天狗を親しんでもらおうと巨大な天狗像が建てられています。





まずはネットで天狗像のことを知っただけですので現地に。




結構広い公園でした。


公園内の高台に天狗に関する民話とは別の民話の案内板もありました。

高麗山と大山の背くらべ
 高麗山は、別に「孝霊山」「カラ山」などの名で親しまれていますが、その名の由来については諸説あり定かではありません。
 いつの頃からか、このあたりには高麗山は大山と背比べをするため海を隔てた朝鮮半島から運んできたといういいつたえがあります。
 はるか昔、韓の国の神様が大山と背くらべをしようとこの山を大船に乗せて運んできたが、大山の方が高かったため、そのまま置いて帰ってしまったといういいつたえ、あるいは高麗山の方が高かったため、負けた大山が八つ当たりして頂上をけとばしてしまい、今の高麗山の姿になったといういいつたえなどいくつかちがった話が伝わっています。
 話の内容はともかく、古代高句麗の名に似た山の名前からしても、このあたりは古くから朝鮮半島の先進文化と交流があったことを示すものと思われ興味がつきません。
 なお、大山町と韓国江原道襄陽郡(カンウォンドヤンサングン)は、大山と韓国一の名山雪嶽山(ソラクサン)(1,708m)のとりもつ縁で2001年に交流が始まりました。

下にハングルでも書かれていましたが割愛。


霞で見えにくいのですが大山


地理に明るくないので確実とはいえませんが高麗山?


そしてこちらが件の天狗像


天狗像の足元に案内板もありました。

大山カラス天狗の像
 古くから日本霊山の一つに数えられている大山は、私たちの祖先の霊が宿る霊山と考えられ、魂のよりどころとして、くらしと深く関わってきました。
 大山の山奥深く、人里離れた一帯は、天空高く飛び回っていたと伝えられる伝説のカラス天狗が、突如目の前に現れても不思議でないような雰囲気があります。
 きびしい山での修行と、抜群の呪力、霊力を得たものが、山に対する神秘感と畏怖感から、天狗として祭りあげられたものと思われます。
 カラスのような羽とくちばしをもって、一夜に数十里を駆け巡り、里に出ては人々に教えを授け、山に入っては修行を積み、扇を操り変幻自在、その神通力は並ぶものがなかったといわれます。
 そういった背景の中から生まれたのが大山一円の守護神としての「大山カラス天狗」であります。
 カラス天狗は、時にいたずらや親しみ、時には慈しみをもって人間界に接し、大自然に対する恐れや尊厳を無言の内に、天空の彼方からじっと見守っているようです。
 カラス天狗のもつ超自然的なエネルギーを期待し、いにしえのロマンと夢を秘めて未来にはばたく町づくりをめざし、大山町のシンボルとして、「大山カラス天狗」の像を建設しました。

 プロフィール
  ○名称 大山カラス天狗
  ○身長 8.88メートル
  ○体重 約10トン
  ○全体の高さ 10.9メートル
  ○構造 鉄骨及び強化ポリエステル樹脂
  ○原作者 入江博之

さて、大山の天狗についてですが、「山陰・鳥取 大山町公式観光サイト」にて、いくつか紹介されていました。

大山カラス天狗伝説

また大山寺にも幾つか天狗にからんだお話もあるほか、神奈川県にある相模大山に棲むという、日本八大天狗の内のひとり大山伯耆坊は、かつては他でもないこの大山に棲んでいたと云われています。
なお、相模大山に大山伯耆坊が移り住んだあとの大山(鳥取)は、伯耆大山清光坊という名の天狗が主になったのだとか。


仁王堂公園
場所:鳥取県西伯郡大山町宮内

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自己紹介:
妖怪と酒を愛する一男一女の父。
昨今、文献漁りも行っているが、昔の人の書が達筆すぎて苦心中

 

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