降星伝説で弘法大師 空海が法を修めたと語られる、獅子窟寺にも足を運んでみました。
[8回]
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開基は役小角と云われ、降星伝説で出てくる弘法大師 空海がこちらで修行されたと伝えられるほか奈良時代、聖武天皇の勅願を受けた僧行基が堂塔を建てられたとの伝承も残る古刹です。
降星伝説では、空海がこの寺の獅子窟で佛眼仏母尊の秘法を修められると、天上より七曜の星が交野の地に光臨したと伝えられます。
元和元年(1615年)の大阪の役に際して、獅子窟衆徒は大坂方に加勢すべく命じられたが、従わず、兵火のため全山焼失することになります。
その後、中興光影和尚によって再建されましたが、規模は1/10程になってしまったとか。
で、現在に至ります。
で、降星伝説を追うならここにも行ってみなければなるまいと足を運んでまいりました。
とあるところでとある方に「獅子窟時に行きました。いい運動になりました^^」と聞いていたのですが、ちょっとしたハイキング気分で行けるだろうと高をくくっていたのですが、甘かったです。
ハッキリ言って、これまでまわった何処よりもしんどかったです。
JR河内磐船から山の方へ向かってしばらく、天田神社もついでに覗きながら、道行く人に寺への道を尋ね、最初の内は気分良く、梅雨の合間の晴れの日の散策気分で気楽に楽しんでいたのです。
道には獅子窟寺の標識も出るようになり、写真の様な地蔵や幟が目に付きましたので、「ああ、もう近いんだな」と勝手に思っていたのですが…
そこから、延々と写真の様な森の中を抜ける道を登山する事に。
最も、この日は大阪でも35度近くになった猛暑日だったのですが、幸い、森の中の空気は心地よかったです。
大分上ったところに合った駐車場脇にあった碑。
聖武天皇勅願 行基菩薩開創
役行者 弘法大師 修行之旧跡
となっています。
そこから、まだ暫く登山すること10分ほど。
漸く獅子窟寺に到着。
こちらが本堂。思っていたものより小さな物でした。
事前予約(1週間前までに)すれば、国宝である本尊 薬師如来座像も拝観させていただくことが出来るそうですが、私は基本的に思いついた時にふらっと訪ねていく人間なので、そのようなシステムになっているとは露知らず、この日は拝観させて頂いておりません。
案内「獅子窟寺とその周辺」
境内にあった天福岩(大黒石)とその案内
そしてお堂の脇から山に入ると、かつての修行の場と思しき巨石がゴロゴロ転がっている場所になります。
ですが、目的の獅子窟というのが何処にあるのかわからない…
こちらには、
お願い
獅子の岩へお参りされます方は石垣が崩れる恐れがありますので上の方よりお参り下さい 寺院
とありますので、この上にあたるのでしょう。
で、登ってみたのですが…
う~ん、どれでしょう???
帰宅してからいろいろ調べてみると、どうやら右手の写真奥にある巨石の所が目的の場所だったようです。
勝手に奥に行ってはいけないだろうな、と思いとどまったのが失敗でした。
でも、案内が欲しかったです;;
で、最後に寺務所近くから下界を見渡せる場所がありました。
疲れましたがこの光景は良いものです。
今回は、降星伝説で空海が修法したという獅子窟には辿り着けていませんし、また足を運んでみたいものです。もう少し涼しくなってからですけどね^^
<<関連エントリー>>
降星伝説-小松神社(星田妙見宮)-
降星伝説-星の森-
降星伝説-光林寺-
獅子窟寺
場所:大阪府交野市私市2387番地